THE BOOKS
煮え切らないオチの短編集を好んで書いております。
オチの先は読者である貴方様がお考え下さい。参加型の読書をご提案致します。
キンドル・ホラー『厭モノ・怖モノ』
ASIN: B00E0IVJL2
第1話『プールサイド』(インタビュー):厭モノについてインタビューに応じてくれた谷口氏。彼はどうしてもプールサイドには行けないという。その訳は、小学5年生のときに体験したある出来事が原因だという。
第2話『背後霊』(投稿メール):見える人には、見えるらしいのだが、自分にも憑いているらしいのだが、その憑いているものというのが……。
第3話『自然と出た言葉』(投稿メール):偶然事故現場に出合わせてしまったとき、見てしまった……。
第4話『携帯電話』:入院している少年が持っていた携帯電話のオモチャ。でも、彼はコソコソと誰かと通話しているようなのだが……。
第5話『紅白雪合戦』:自然VS人間……。「紅白」合戦の本来の意味は、この村にまつわる伝説なのか……。
第6話『パーフェクト・キューブ』(投稿メール):山中で見つけてパーフェクト・キューブ。オカルト信者にとっては、喉から手が出るほどの代物。果たして、投稿者は手に入れることができたのか?
第7話『パーフェクト・キューブについて』:パーフェクト・キューブは善か悪か? 一人娘が実際にパーフェクト・キューブを手に入れた作家の苦悩。
第8話『全てが分かる物語』(投稿メール): 高校生の間で噂になった物語。その物語を読むと何かが分かるという。それについて教えて欲しい……。ある女子高生の訴え。
第9話『夢』:娘が見た夢……。予知夢なのか? だとすれば、父親の存在って……?
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キンドル・ホラー『厭モノ・怖モノ』其の弐
ASIN: B00EELWMQG
第1話『投稿ビデオ』一人の女子高生の元に届いたチェーン・メール。そのメールには、ビデオが添付されているのだが……
第2話『雪降る窓辺』授業中に降ってきた雪。それに喜ぶ者がいるのだが……
第3話『箱』出張先で立ち寄った古本屋。そこで見つけた奇妙な箱。その箱は、願いが叶うと開くらしいのだが……
第4話『お礼』(投稿メール)作家百田光一の元に届いたメール。その内容は、娘桃に霊媒をしてもらったことを感謝する内容だった。
第5話『宿泊』出張先で探したビジネス・ホテル。そこはいわくつきのホテルという噂があるのだが……
第6話『手袋、外して…』(投稿メール)その道には、女の幽霊が出るという。その幽霊は手を差し伸べ……
第7話『ナイト・ダイビング』ダイビングのライセンスを取ることを頭から否定する父親。その理由は、父親の若いころの体験にあった……
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キンドル・ホラー『厭モノ・怖モノ』其の惨
ASIN: B00FHYWYZ8
ここでの短篇小説は、現実から逃避するための処方箋だと思って下さい。しかし、過度の処方にはご注意ください。
こんなメールをいただきました。 「あの話の続きはどうなるのですか?」……『短編は長編の入り口です。』 その後のストーリーを展開するのは、貴方自身です。主人公を生かすも殺すも、貴方次第です。 貴方が次の長編ストーリーの作者になって下さい。
第1話『竹』 拓海と薫は半同棲生活を送っていた。しかし、拓海には本命の恋人がいた。そこで薫に別れ話を持ち掛けるのだが……
第2話『島』 ある日、海岸でメッセージ・ボトルを拾う。その中には、とんでもないことが掛かれた手記が……。書かれていることは真実なのか、それとも壮大な悪戯なのか……。
第3話『八』 音大時代、鬼教師に言われた「八」という言葉。その言葉の真実が分かったとき……今、思い出しても悔しい!
第4話『百』 毎日、毎日イジメられている智。イジメっ子を消したい!そんなとき、ある老人が智の前に現れる。老人が言った。「百日間、百回のお祈りをすれば、必ず願い事は叶う。」智は、老人に言われたことを実行するのだが……
第5話『富』…父親から受け継いだ社長業。まだ不慣れな河野祐樹の元へ、大崎という男が現れた。彼は、富を与える代わりに、ドアを1枚借りたいと言うのだが…その真意は?
短篇小説とは、解決しそうで、しないもの… 全てを読み終わったあとに、脳裏に壮大な【?】を思い浮かべて下さい。 『短編は長編の入り口です。』