ヘレディタリー/継承
Feb 2, 2019(SAW-SEKI)
ホラーの玉手箱や~!
◎感想文
まあ、いろいろぶっ込んでくれた映画でした。ホラー、オカルトのあらゆる要素をぶっ込んでくれているので、これ系が好きな人にとってはたまらんでしょうね。しかし、最終の着地点があまりに想像外のもので、正直、「こう来るか」と唸りました。
というか、あれだけホラー風呂敷を広げてしまうと、この着地点しかなかったのでしょうね。
個人的には、主要な3人のキャストの演技力で、この映画を脚本以上に怖い作品にしてくれたと思いますね。
まあ、とにかく母ちゃん役、兄ちゃん役、妹役の三人の演技力は凄まじく、観ている側も思わず引き込まれ、どっと疲れさせてくれます。もう演技がスゴすぎて、この先オファーが来ないんじゃないか? と心配するほどです。
◎背景
2018年アメリカ映画。サンダンス映画祭において、「この50年で最高のホラー映画」「21世紀最高のホラー映画」と評されています。
日本での試写会では、『絶叫上映会』と謳っているにも関わらず、あまりの恐怖で絶叫さえもできなかったという、いわく付き。
◎STAFF
監督は、本作が長編デビュー作となるアリ・アスター
◎CAST
◎STORY
グラハム家では、祖母のエレンが亡くなり、その葬儀が行われる。娘のアニーは、葬儀の参列者が意外に多いことに驚き、母のことをほとんど知らなかったと悟る。
やがて、グラハム家には奇妙な出来事が起こり始める。そんなとき、高校生の息子ピーターは、仲間のパーティに出掛けることになるのだが、母アニーから、特別支援クラスの妹チャーリーを連れて行くことを条件に許可される。そして、チャーリーを連れてパーティに行くことになるのだが、チャーリーはアレルギー発作を発症してしまう。急いで帰宅しようと車を飛ばすピーターだったのだが……。