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エクソシスト

 S1#1『我が叫びを』

May 8, 2018(SAW-SEKI)

評判の『エクソシスト』のオリジナル続編です。

 

 40年ぶりのテレビドラマ化ということで、否が応でも注目が集まるシリーズです。ただ、『オーメン ダミアン』のように、視聴者次第では、シーズン打ち切りということになりかねないので、盛り上がることを願いたいと思います。

 主演は、トマス・オルテガ神父にアルフォソン・ヘレラ、マーカス・キーン神父にベン・ダニエルズ。

 マーカス神父があるマンションの一室を見上げるシーンから始まります。その部屋からは、子どもの叫び声が響きます。そして、ゆっくりとその部屋に向います。

 タイトル“THE EXORCIST”。ウィリアム・フリードキン版のオリジナルの音響。いいですねぇ。

 場面はシカゴ郊外の教会へ。トマス神父が説教をしています。ここで関係者が一通り登場します。

 ランス一家では、長女のキャサリンが引きこもり状態。キャサリンは5ヶ月の前の交通事故をきっかけに今のようになってしまいました。事故で友人が亡くなり、脚を骨折し好きなバレイを諦め、絶望の淵。

 場面はマーカス神父のいる貧困街に、そこにローマからベネット神父がやって来ます。マーカスは教会の教えに背いて行動しています。それを忠告に来たのです。そして、彼が部屋に入ると、あまりの惨状に驚きます。

 そこには手足が縛られたガブリエル少年。ベネットが少年を病院に連れていこうとすると、マーカスは銃を向けます。

 トマス神父には、夢の中でその情景が見えています。そして、マーカス神父に話し掛けますが、通じません。少年に取り憑いている悪魔がその本性を現します。そして、トマスの目が覚めます。

 ランス家では、妻のアンジェラが家の中に異変を感じています。壁に耳を押し当てると、何かが聞こえます。初回ということで、重要キャラクター紹介を兼ねているので、場面の切り替えが早いですねぇ。

 キャサリンの母アンジェラ・ランスは教会でトマス神父に、家に何者かが取り憑いていると相談します。しかし、トマス神父は、一蹴しますが、家に訪れることを約束します。そのとき、カラスが窓ガラスに飛び込んできて死んでしまいます。悪い予感……。

 トマス神父はランス家の帰り際、夫のヘンリーから妙なことを言われます。

「41号線だ。聖アクィナス、マーカス神父だ」

 しかし、ヘンリーは無意識状態のようです。奇妙な予感がするトマスです。

 その夜、トマスは夢の中で少年の悪魔払いをしているマーカス神父を見ます。想像を超えた現象の中で必死に悪魔払いの儀式をするマーカス神父。しかし、少年は首を折って死んでしまいました。

 翌日、トマスはヘンリーの言葉を頼りに、聖アクィナス修養センターに向います。そこで、マーカスを見つけ、夢の話をし、マーカスに協力を求めます。初回の割にはかなり早い展開となっています。マーカスは「君の手には負えない」として協力を拒否しました。

 トマス神父は再びランス家を訪れます。すると天井裏で物音が、恐る恐る上がってみると、信じられない光景を目の当たりにします。悪魔が取り憑いていたのは、キャサリンではなく、妹のケイシーの方だったのです。

 しかもケイシーは、それを理解しているかのような言動をします。そして、あのテーマ曲が流れだすとともに、マーカス神父も動き始めました。

 初回終盤で、意外な展開を見せてくれて一気に興味を惹きました。次回の展開が楽しみです。

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