コードネーム U.N.C.L.E

April 25, 2018(SAW-SEKI)

懐かしのテレビドラマ『ナポレオン・ソロ』のリメイク作品です。

 

 原題:THE MAN FROM U.N.C.L.E/2015年、アメリカ・イギリス合作映画

 監督は、『シャーロック・ホームズ』シリーズのガイ・リッチー

 

 

 

 往年のドラマ・ファンにはたまらない『ナポレオン・ソロ』のリメイク作品です。企画はかならり前からあったものの、主演を誰が演じるかなど話題でした。そういえば、トム・クルーズも候補に挙がっていましたね。

 

 

 

 

 リメイクの今作、主演のナポレオン・ソロには『マン・オブ・スティール』からスーパーマン役を担っているヘンリー・カヴィル

相棒のイリヤ役に『ローン・レンジャー』のアーミー・ハマー

 

 

 

 

 

 

 

 そして、ヒロインに『エクス・マキナ』でAIを演じたアリシア・ヴィキャンデル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時代背景に合わせた完璧なシチュエーション

 時は第二次世界大戦終結後、ドイツ東西に分裂、鉄のカーテンヨーロッパを分断、ソ連に核兵器、アメリカ核実験、アメリカ対ソ連、東ドイツ逃亡者続出・・・・・・など、戦後から冷戦突入。

 ベルリンの壁が建設され、西ベルリンと東ベルリンの分断が時代背景となります。1963年、ベルリン国境検問所。

 それぞれの国の軍隊が検問を見張っている中、一人のスーツ姿の男が現れ、国境を越え、彼は西ベルリンから東ベルリンに入っていきます。彼こそが、ナポレオン・ソロ。検問を通ったソロは待ち合わせの車に乗り、タクシーに乗り込み、着いた場所は自動車整備工場。そこで一人の整備士の女性に壁を超えさせてやると助言します。女性の名前はシュミット、通称ギャビー。

 ソロは、彼女に父親に用があるといいます。父親はドクター・ウド・テラー、ナチのロケット科学者。ドクターはアメリカに協力していたが、二年前に失踪したとのこと。ソロは、テラー博士が先週ローマに現れたという情報を得たのです。

 そこにKGBの暗殺者がやって来ます。これがイリヤ。ソロはギャビーを連れだし、逃走を謀ります。しかし、イリヤは追跡を開始。東ベルリンの街中で結構粋な旧車同士のカーチェイスが始まりました。そして、最後はイリヤの車に発砲しエンド。なんかカッコいい。やっぱ横顔がスーパーマンだわ。

 ナポレオン・ソロ---実はスパイになる前は天才犯罪者。逮捕歴があったが、CIAが彼の才能に惚れ込んでスパイに仕上げた・・・・・・そんな過去があったのか・・・・・・。

 上手く逃げられた思ったら、イリヤは走ってソロの車を追ってきます。コイツもスーパーマンか? そして、車に追いつき素手で車を止めようとします。マジ、スーパーマンやん! 挙げ句の果てには、素手のままトランクを引っ剥がしてしまいます。

 二人は車から降り、走って逃走。それにしても当時の東ベルリンの再現が素晴らしい。ソロはビルの屋上に上がって、エージェントに助けを求めます。これが手持ちの懐中電灯・・・・・・いや~、時代を感じますなぁ。

 

 そして、バットマンもどきのワイヤーを使っての逃走。60年代アクションは現代の撮影でも楽しい。二人は無事西ベルリンへ帰還。西ベルリンの基地に着いた二人。

 翌日、上司のエイドリアンに呼ばれたソロはある男を紹介される。その男は、昨晩スーパーマン的追跡をしてきたあのKGB男イリヤ! いきなり襲い掛かるイリヤ。そこにもう一人の男。彼はKGBの幹部、イリヤの上司。

 エイドリアンとKGBの幹部は、ヴィンチグエラという航空宇宙産業の会社がナチス残党と組んで国際犯罪組織をつくり、核弾頭の製作を行っていることを突き止めた。さらに、ギャビーの伯父が経営幹部をしていること。

 ソロとイリヤ・クリキン二人で組んで、ヴィンチグエラの悪巧みを阻止せよ、とのこと。

 そのため、敵対しているアメリカとソ連が手を組むことになった。ソロとイリヤの任務は、組織に潜入し、ドクターと研究データを奪回することだった。

 しかし、端から二人は相性が悪く、観ている側も気が気ではない。果たして二人は仲良くできるのかな? そして、ギャビーをイリヤのフィアンセとして組織に近づくという作戦なのだが・・・・・・。三人のチームワークは見るからにバラバラ。こうして、三人はローマに乗り込みます。

 ヴィンチグエラがウラン濃縮に成功したことを知った三人は、いよいよ行動を開始します。しかし、初めから息の合わない三人組。それぞれが別々の行動を開始。目的は同じなのですが・・・・・・。

 アジトに忍び込んだソロとイリヤの行動を、多画面で見せる手法、よくある手法ですが、ここでの活用はとてもgoodです。秘密の扉を発見するシーンは、懐かしさがこみ上げます。

 そして、大っきな金庫を発見。う~ん、この辺りも時代を物語っていますねぇ。そして、開けるまでのソロのキザな動きがいいですねぇ。さらに、イリヤがボートで逃げ回るシーンとソロのトラックの中での食事のシーンは、傑作です。命懸けのアクション・シーンなのに、なんとも言えない哀愁を漂わせています。思わず自虐芸人ヒロシを思い浮かべました(観た方なら分かるはず)。

 その後、キャビーは伯父のルディから会うことになります。もう完全に疑われています。ソロとイリヤはガードに付きますが、ソロは睡眠薬を飲まされ、イリヤは犬に追いかけられての散々な目に遭います。

 しかし、なぜバレたのか? なんとギャビーが裏切っていたのです。実はギャビーは、イギリスのスパイだったのです。これも命令のうちだったのですね。そして、拷問を受けるソロ。間一髪、そこにイリヤが助けに来ます。

 一方、ギャビーは本当の父親に会うことができます。そして、核兵器を使えないようにするように促します。しかし、企みはバレて、ギャビーは捕まってしまいます。おまけに、核兵器を完成させた博士はいとも簡単に殺害されてしまいます。

 そして、英国海軍とソロ、イリヤが敵のアジトに侵入するシーンで、また他画面のショットが効率よく活かせています。そして、珍しいオフロードでのカーチェイスに満足! 最後は危機を乗り越えての大団円。

 短い場面を少しずつ遡りトリックを暴いていく手法も面白いですね。小説を読んでいるような緊張感があります。

 かくしてデコボコ三人組はチームを組むことになったそうな。コードネームは、U.N.C.L.E

 いや~期待せずに観たわりには、とても面白かった\(^_^)/

​ 続編できるといいなぁ。続編情報

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